代表の小林昌裕が、令和4年11月24日、25日の2日間に町田市立山崎中学校にて「お金と投資の特別授業」と題した講演を実施いたしました。
実施の背景
コロナ禍の影響を受けての新しい働き方や生活様式の登場、円安が進む日本経済と、この数年でお金や働き方への考えが大きく変化しました。これからの時代は、貯蓄から投資へ変遷すると考えられます。
そんな日本の未来を担っていく中学生に対し、お金を稼ぐこと、投資をすること、日本円の今後について考える機会を持ってもらいたいという想いから、本講演の開催に至りました。
本講演を通して、お金の価値や働くことの意味、具体的な資産運用について触れることで、生徒たちの将来のキャリア形成や「収入の柱」を増やす選択肢を考えるきっかけになれば幸いです。
講演詳細
日時 :令和4年11月24日(木)、25日(金)13:20〜15:10
会場 :町田市立山崎中学校
対象 :町田市立山崎中学校1年生
テーマ:「お金と投資の特別授業」
登壇者 :株式会社レベクリ代表取締役/副業アカデミー学長/副業専門家 小林 昌裕
講演内容
・収入形態をキャッシュフロー・クワドラントで理解する(ESBI)
・投資の種類と仕組みとリスク
・貯金のリスク(円の価値の低下リスク)
・複利の効果
・お金に対するマインドセット
・講演の様子
1日目 キャッシュフロー・クワドラントの解説とワークショップを実施
2日目 複利の効果を実際に体験
(金融庁-資産運用シミュレーションを利用 https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/moneyplan_sim/index.html)
生徒への質問「100万円を105万円にするにはどうすればいい?」
生徒たちの反応
本講演の感想についてご参加いただいた生徒にアンケートを実施し、86名から回答を得ました。9割以上の生徒がお金や働き方への考えに変化があったと回答し、8割以上の生徒が「お金と投資」に関する授業をまた受けたいと感じた結果となりました。以下回答。
今後、あなたは投資でお金を増やしていこうと思いましたか?
・はい:91.9%
・いいえ:8.1%
お金に関する考え方は変わりましたか?
・はい:90.7%
・いいえ:9.3%
働き方に関する考え方は変わりましたか?
・はい:91.9%
・いいえ:8.1%
お金と投資に関する授業をまた受けたいと思いますか?
・はい:88.4%
・いいえ:11.6%
町田市立山崎中学校教諭 中澤 幸彦様より
数年前から自身が1年間の育休中に本格的な投資を始めたことをきっかけに、金融教育の重要性を常に抱き続けていました。更にコロナ禍に陥り、社会との接点が減少した学校教育現場の状況や、戦争やインフレなど激動の社会の中で、学校教育が「よりよく生きていける生徒の育成」が実現できているのか焦りを感じていました。
そこで、以前からお名前だけは知っていた小林昌裕さんに、「マネーリテラシーの向上で、よりよい人生を歩める授業をしてほしい」と、初対面ながら直談判し快諾していただいて、4ヶ月で実施することができました。この迅速さと快さに改めて感謝しています。授業(ワーク)をしている最中も楽しい授業でしたが、授業後の反響は著しいものでした。
・生徒が株式投資の本を購入し学校で読む
・生徒が投資信託と不動産投資の仕組みについて質問に来る
・保護者から、私も参加したかったとのご意見
・生徒の感想に「やりたいことを、いい意味で一つに絞らない考え方になった」「世の中に興味が湧いた」「家族で話題になった」など、多数の肯定的なご意見
等、考え方が変わったり、行動したりするようになったのです。
私は同時に、金融教育はこれで終わってはいけないという思いになりました。税金、ギャンブル、借金、消費のコントロールなど、ネガティブな面にも触れていきたいと、強く責任感を感じました。今後も生徒が「よりよい生き方」を自分でコントロールできるように、欧米諸国に匹敵する金融教育を、小林さんと続けていきたいと思います。
株式会社レベクリ代表取締役 小林 昌裕からのコメント
2日間に渡って「お金と投資の特別授業」を開催させていただきました。改めましてこのような貴重な機会をくださいました山崎中学校様に厚く御礼申し上げます。
今回、私が掲げたテーマは「中学生の自分に伝えたかったお金のこと」でした。私が子供の頃はお金に関する教育はほとんどなく、残念ながら現在でもその状況はあまり変わっておりません。今後の日本の未来を考えた時に、金融リテラシーを若い頃から学び身につけていくことが非常に重要になってきていると考えております。
今回は100名を越える中学生の皆さんにワークやパネルディスカッションを取り入れながらお伝えしましたが、アンケートの結果を拝見しますと90%以上の生徒の皆さんが「楽しかった、また学びたい」という感想をくださいました。今回の講義が生徒の皆さんの金融教育の第一歩になってくれたのであればこれ以上嬉しいことはありません。
子供たちの未来のために、今後もお金や資産運用などについて伝えて参りたいと思います。本当にありがとうございました。
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